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恋、焦がれる。
2007-03-26 Mon 12:20

【Flower Garden】の一室、『墨桃花』と名付けられた部屋。
その部屋の窓から外に向かって、それはもう盛大な溜息が響いた。

「どうした、結愛?溜息なんぞついて」

きぃっと音をたてて苦笑気味に入ってきたのは部屋の主である結愛の異母兄弟の蘇芳であった。

「にぃ。なんか…恋焦がれるってこういう事なんかなぁって」
「…?結愛は恋でもして居るのか?」

小首をかしげてそう聞いた蘇芳に、ふるふると首を横に振る。

「その逆なん。わしな、恋に焦がれとるん。」
「はぁ…?」

ワケが解らない、と云う様に微妙な返事をする。

「つまりな、恋がしたいんよ。
『恋焦がれる』んちゃうて、『恋、焦がれる』なん」

微妙な間で違いをつけて説明する。
それでやっと納得がいったのか、頷く蘇芳。

「しかし、また急じゃなぁ?」
「んー…春、やからからなぁ?」
「そいういうものか?」
「そういうものやよ」

そしてまた、溜息をついた。



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