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花灯篭
2007-08-07 Tue 22:03

真っ暗な闇の中

少女が花灯篭を翳す

その先に薄らと見える人の影


  ―アレは誰だい?


少女の後ろで誰かが尋ねる


  ―さぁ?誰なのじゃろうのぅ?


喉で笑みながら少女は答えた


  ―解らないなら何故照らす?


そんな事をせずに自分の足元をお照らし、と

少女はさもおかしな事を聞いたように身を震わす


  ―アレは妾の光じゃもの


照らさねば見失ってしまう

見失ってはいけないから、照らすのじゃ

謎かけのように少女は答えた


  ―光は君がもっているじゃないか


そら、その手の中に

誰かは花灯篭を指差した

けれど、違う違うと首をふる


  ―これは唯の灯りじゃ


光は…アレは、もっと大切


  ―間違えてはダメ。見失ってしまうのじゃ


大切なモノを見失ってしまうもの

間違えてはダメじゃよ







そう云って、少女は花灯篭を翳して消えた

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