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格子の窓
2008-01-06 Sun 23:05


外はまるで、格子の窓から見てるよう。
すぐ傍に在るのに、決して届かない…。

出る事も叶わない。
叶えようとも思えない。

翼をもがれた籠の鳥。



今日もまた、格子の窓から――







『氷艶の姫君』
真白を指す、言葉。



は…っ、と鼻で嘲笑する。
その姿は普段からは想像できない。

「氷の如き冷たい艶を持つ、薔薇の深窓の姫君…ね」
馬鹿馬鹿しい…。

豪奢な真紅の布団に身を横たえ、ぎりりと己の身に爪を立てる。
白く、肌理細やかな肌には容易に赤い筋が浮かぶ。
それは痛々しく、しかしいっそ艶やかでもある。


「こんな顔、いらない…」

母譲りの幼げな少女の顔(かんばせ)

「こんな身体、いらない…」

武道を生業にするにも関わらず、白く柔らかな肢体


何もかもが彼の癇に障る。
何故、と呪いたくなる。

「俺は、飾り立てて愛でられるだけのオヒメサマなんかじゃないのに」




そんな俺、必要ない。
だからお願い。
俺の大切な人達のように、少しでもいい俺を見て。
『俺自身』を評価して。

見てくれなんか、どうでもいいでしょう?














       格子の窓の中に居る、オヒメサマなんかじゃない
       ましてや、籠の鳥でも…
       俺を見て 格子の窓の中に居る 本当の俺を















真白は一応、良いとこのお坊ちゃんです。
だから、結構頻繁にパーティやらなんやらに出席します。
次期当主として。

でも評価されるのは外見だけ。
『真白』じゃないんです。
格子の窓から見える外面だけ、それがイヤ。


な、感じ?(ぇ)
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